「40代で転職は厳しい」理由は? 就職氷河期世代で未経験でも成功する方法を解説

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「40代で転職は厳しい理由」就職氷河期世代で未経験でも成功するポイントと方法を解説

今の会社にいるのは辛いけど、40歳を超えていて転職は考えられない

将来を考えて仕事の幅を広げたいけど、40歳で未経験だと難しい……

1997年の山一証券や北海道拓殖銀行の経営破綻に象徴されるバブル経済崩壊。この前後に社会へと押し出されたのが今の40代です。就職氷河期世代、ロストジェネレーション・失われた世代とも言われてきましたね。

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僕もそのど真ん中世代です

約20年にわたる長期の経済低迷期に新人、中堅期を過ごしてきました。そして、2010年代後半にようやく景気が上向いてきたと思ったら、50代のバブル世代が大量に残る会社で、ポストに空きが少なすぎる状態ではありませんか。

ポストがなくいまだにプレイヤー、もしくはプレーイングマネージャーという方も多いと思います。僕もそうです。

「転職は珍しいことではない」。そのように言われる時代にはなっています。でも、40歳を超えると自分の市場価値は低下する、というのが常識とされていませんか。

それでも今の会社に残っても発展がないと考える自分がいる。人生100年時代を考えて自分の能力の幅を増やしたいと考えている40代は増えています。


経験やスキルを積んだ40代だからこそできる仕事は多い。本記事では、「40代で転職は厳しい」と言われる理由や、その理由を踏まえ上で転職を成功させるポイントと方法を解説します。

結論は「40代でも遅くはない」です!

知識や経験、スキル、人脈など40代ならではの強みは必ずあります。転職活動であらためて自分を見つめ直す機会を得てみませんか。

40代の転職なら管理職やハイクラスに特化した転職エージェント「JACリクルートメント」の活用がおすすめ。多数の非公開求人には厳選された求人企業が多く、希望に沿う転職先を探しやすくなっています。口コミ・評判を解説した記事もぜひ参考にしてください。

求人数の規模なら業界トップ水準の「doda」も選択肢にいれることを検討してみてはどうでしょうか。気軽に情報収集できる転職サイトとコンサルタントからアドバイスをもらいながら転職先を検討できる転職エージェントの機能があり、とても効率的ですよ。

目次

「40代で転職は厳しい」その理由は

履歴書の画像

転職は一般的に35歳が上限と言われています。

なぜ40代になると転職が厳しくなるのでしょうか。その理由とされるものには以下のようなものが挙がります。

  • そもそも求人が少ない
  • 待遇面で合わない
  • 年下上司の存在
  • 自分自身であきらめている

ひとつずつ見ていきましょう。

そもそも求人が少ない

40代の求人数は実際に多くはありません。

公開求人数が約13万件と業界トップクラスの転職エージェント「doda」の求人検索で「40代」と入力すると、 約1万5千件(2022年9月)ヒットしました。

これに対して20代では約1万7千件、30代では約1万8千件でした。自由入力の項目で検索したので、その年代の求人すべてが網羅されているわけではありませんが、実際に20、30代より求人数が少ないのは明らかです。

人生経験を積んだ40代を採用したい企業の立場からすれば、どんな業界でも専門性があるマネージャークラスを求めるケースが多くなります。そして、そういったポストはどうしても少ないですよね。50代になると約1万件まで減ります

待遇面で合わない

40代は親戚付き合いや住宅費などで出費が増える時期です。子どもが成長し、塾や習い事など支出せざるを得ないお金も増えるでしょう。

総務省の家計調査によると、2021年の2人以上世帯の消費支出は月平均279,024円。40~44歳は299,656円、45~49歳は324,678円に上がります。

これに対して34歳までは253,802円、35~39歳が267,383円ですから、差がはっきりしてますよね。

大きいのはやはり教育費。34歳までは4,556円どまりなのに対し、35~39歳は11,305円、40~44歳が20,797円、45~49歳が32,665円とはね上がります。

不可欠な出費上昇に見合う収入を得る必要がある一方、求人企業の条件が合わないケースが多いことが、40代の転職が厳しいと言われる理由のひとつです。

年下上司の存在

人口構成の変化で、中高年層で働く人の割合が増えています。総務省の労働力調査(2021年、https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/nen/ft/pdf/index1.pdf)によると、労働力人口のうち最も多い世代は45~54歳で24%に上り、25~34歳の17%を大きく上回っています。

年代別の就業者数 合計6,860万人

15~24歳583万人
25~34歳1140万人
35~44歳1354万人
45~54歳1650万人
55~64歳1203万人
65歳以上929万人

もともとポストは上に上がるほど少なくなります。いまの時代は40代後半から50代にかけての社員数が多い会社が増えているので、なおさら、管理職につけずに現場で働き続ける人が増えています。

このことから、優秀な年下が昇進してくるのに合わせて「年下上司」が増えるという構図が定着します。

企業としては、年下上司が年上の部下に気を使って組織が委縮する状態はできれば避けたい。あるいは、年上の部下が年下の上司の指示をきかずに組織が機能しなくなる状態も避けたい。

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結果として、40代、50代をあえて採用しない状態になりかねません

僕の職場(メディア系)でも、中高年になっても管理職に上がれず、あるいは管理職だった人が役職定年となって再び現場で働くようになる人が増えてきました。

年下の上司としても、かつての先輩や上司に指示を出すときは、どうしても必要以上に気を使いますよね。少なくとも「年上部下だからやりやすい」ということはなさそうです。

自分自身であきらめている

「今さら新しいことを覚えたくない」

「家族の生活があり、自分に転職は無理だ」

「面接で落とされて恥をかきたくない」

さまざまな理由で行動にストップをかけて自分を諦めている状態。もしかするとこれが、40代の転職が厳しいと感じる理由で最も大きなものかもしれません。自ら転職活動に入る道を閉ざしているのです。

住宅ローンを抱え、これから子どもの教育費も増える。そんな中で新しいチャレンジなど無理。そう考えても仕方がないかもしれません。

でも、40代半ばになって周囲を見渡すと、管理職だった50代後半の先輩が部長から降格して現場に戻ってきたり、60歳手前の幹部がさらに引き上げてもらうため役員にごまをすったりしています。

そのような環境を避けたくて外の世界を見ているなら、自分が動かないと環境は変えられないですよね。

「40代で転職は厳しい」と言われるけど成功させる7つのポイント

40代のイメージ画像

40代になるとさまざまな理由で転職が厳しい状況になるのは確かです。ですが、その理由を把握した上で、成功につながるポイントを考えていきたいと思います。

  1. 40代の採用に積極的な業界を探す
  2. 応募する企業が求める人材をよく調べる
  3. 40代のイメージを生かす
  4. 転職理由はポジティブに
  5. 自分の強みを確認する
  6. 今の職場は転職が決まってから辞める
  7. 失敗したとき転職エージェントにフィードバックをもらう

順番に解説します。

1 40代の採用に積極的な業界を探す

求人が少ないのであれば、その中でも40代の採用に積極的な企業や業界から選ぶことを検討してみます。

厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」(https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/chinginkouzou.html)で2020年の平均年齢を高い順にみると、以下のような結果でした。※数字は年齢

男性

警備員 51.5
管理的職業従事者 50.7
営業用大型貨物自動車運転者 49.4
土木技術者 47.1
営業用貨物自動車運転者(大型車を除く) 46.6
土木従事者,鉄道線路工事従事者 46.2
庶務・人事事務員 44.7
その他の一般事務従事者 44.5
総合事務員 44.3
生産関連事務従事者 44.1
その他の運搬従事者 43.9
飲食物調理従事者 43.2
営業・販売事務従事者 43.1
企画事務員 43.1
建築技術者 42.7
電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く) 42.3
その他の営業職業従事者 41.9
食料品・飲料・たばこ製造従事者 41.7
電気機械器具組立従事者 41.7
電気工事従事者 41.7
機械技術者 41.5
ゴム・プラスチック製品製造従事者 41.5
金属工作機械作業従事者 41.4
機械器具・通信・システム営業職業従事者(自動車を除く) 41.0
販売店員 40.9
その他の情報処理・通信技術者 40.6
介護職員(医療・福祉施設等) 39.7
自動車整備・修理従事者 39.0
ソフトウェア作成者 38.2

女性

介護支援専門員(ケアマネージャー) 51.6
准看護師 51.0
管理的職業従事者 49.5
看護助手 47.9
保険営業職業従事者 46.1
飲食物調理従事者 45.4
介護職員(医療・福祉施設等) 44.8
その他の運搬従事者 44.7
その他の社会福祉専門職業従事者 44.0
電気機械器具組立従事者 43.3
食料品・飲料・たばこ製造従事者 43.3
庶務・人事事務員 43.2
販売店員 42.6
総合事務員 42.4
会計事務従事者 41.8
電話応接事務員 41.8
生産関連事務従事者 41.8
看護師 41.5
その他のサービス職業従事者 41.3
その他の一般事務従事者 41.1
飲食物給仕従事者 40.4
営業・販売事務従事者 40.0
企画事務員 38.1
保育士 37.9
その他の営業職業従事者 37.7
栄養士 37.0
幼稚園教員,保育教諭 35.8
ソフトウェア作成者 33.4
理学療法士,作業療法士,言語聴覚士,視能訓練士 33.2

平均年齢が高い仕事は、男性なら警備員や土木技術者、運転者、女性なら介護や看護、飲食店など、比較的体を動かす仕事が多いことが分かります。

近年は60代や70代で生活や生きがいのために働く人が増えています。こうした方々が就きやすい仕事だからということもありそうです。

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資格や経験などで自分の強みを打ち出せば、年齢問わず希望の仕事に就ける可能性が高まります

2 応募する企業が求める人材を調べる

求人企業に片っ端から応募をしても、求める人材とマッチしなければ書類選考で落ちてしまいます。

企業は管理職としての実績を求めているのに、自分は現場で働きたいと思っている。逆に現場社員を求めているのに管理の仕事がしたい。チームワーク重視で働けることが条件なのに個人プレー好き。

こうしたミスマッチを避けることが大切ですよね。

企業が求める人材を調べるには自分では限界があります。その場合は専門のアドバイザーがいる転職エージェントを活用するのが効率的です。

3 「40代」のイメージを生かす

だれにでもある40代の強みは何かといえば、20代、30代より人生経験を積んできたことであるのは間違いありませんよね。

しかも、健康面でも体力面でも50代、60代より優位性がある場合が多いでしょう。

株式会社マンダムが2017年に職場の同僚、既婚・子あり女性、学生の3グループを対象に実施した「40代男性の周囲を取り巻く意識調査」では、「イケてる40代男性」の要素は「頼りになる」「清潔感がある」が どのグループでも1位か2位となりました。

知識や経験、スキルや人脈。40代は40代ならではの強みがあります。不要なプライドを捨て去れば、活躍の場は一気に広がるのではないでしょうか。

4 転職理由はポジティブに

・会社や業界に将来性を感じなくなった
・出世コースから外れた
・リストラにあった

転職理由は大体ネガティブなものが多いのではないでしょうか。僕も20代後半で早朝から深夜までのブラック労働に疲れ、転職先を探したクチです。

40代は会社全体の人事構造が見えてくるころ。出世コースから外れる、将来性を感じないとった退職理由が増えてくるでしょう。

上の世代が多くてポストが少ない。その椅子取り合戦のためにゴマすりなど後輩や子どもたちには見せたくない出世争いが繰り広げられている。

仕事ができて、上司に言うべきことをいうなど、正しい人が割に合わない処遇をされることも多いでしょう。

こうしたことをきっかけに転職を考えると、どうしても理由がネガティブなものになりがちです。でもそこは応募先の企業に好印象を持ってもらうため、グッとのみこみ、ポジティブな理由に転換しましょう

ネガティブな退職理由の転換例

  • 人間関係が悪化したから辞めたい → チームワークを発揮できる仕事に就きたい
  • 経営陣が勝手すぎるので辞めたい → 共感できる理念を掲げる経営者の下で働きたい
  • 長時間労働がひどくて辞めたい  → 生産性を高められる仕事に就きたい

5 自分の強みを確認する

普段、仕事をしていて、自分の強みについてあらためて考えることは少ないかもしれません。しかし、これまでの経験や身につけてきたスキル、人脈などを振り返ってみてください。きっと気付いていない強みを見つけられます。

学生時代や社会人になってから、印象に残る出来事や人から言われたことの棚卸しをしてみましょう

僕は新卒で銀行員になった直後の新人時代。上司に「バランス感覚がいい」と言われたことがあります。当時は目立つ特徴がないからそう言ってきたのかなとややへこみました(笑)

でも、今ならバランス感覚がいいと言われることはとても大切だと思えます。

管理職になり、上司や部下、他部署との調整を図りながらチームが働きやすい環境をつくることは非常に重要なことだからです。

ぜひ過去を振り返ってみてください。そして、弱みだと思う点も強みに転換して考えるようにしてください

協調性がないのは独創性の裏返しかもしれないし、引っ込み思案なのは人のことをよく見るためかもしれません。しっかり見直していきましょう。

6 今の職場は転職が決まってから辞める

今の職場には、転職活動をしていることは絶対に隠しましょう。万一、転職に失敗したときに普通の顔で働けるように。

親しい同僚だとしても、あなたが会社を去ろうとしていることを知った場合に嫉妬されてしまうかもしれません。

仮に会社を辞められなくなった場合、「一度辞めようとした人」というレッテルを貼られてしまうと仕事がやりにくくて仕方がないですよね。

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収入を失う恐れがない安心感も、安定した気持ちで活動を進める原動力になります

7 失敗したとき転職エージェントにフィードバックをもらう

転職活動の経験が少ない人は、転職エージェントを活用することをおすすめします。
転職エージェントは、求人企業を探してくれるだけでなく、原則無料でマンツーマンによる助言やカウンセリングをしてくれます。

無料なのは就職が決まれば求人企業から転職エージェントに報酬が入るからです。

転職エージェントのアドバイザーなら、万一、就職がかなわなくても求人企業からその理由を聞いてフィードバックをもらえます。これを活かして失敗を成功につなげましょう!

「40代で転職は厳しい」だからこそ気を付けること

年収は上がらない可能性があると考える

転職をして年収が上がるケースは少ないかもしれません。いまの年収よりアップすることを最低条件にして求人企業を探すと、休日や勤務時間などで条件にあう企業がさらに絞られます。

生活できないレベルに落ちるのは問題ですが、節約など家計の見直しで対応できる範囲であれば、はじめから選択肢からのぞくのは避けた方が無難でしょう。

一方で、転職エージェントによっては転職後の候練習をアピールしているところもあります。40代のハイクラスに特化した転職エージェントであるJACリクルートメントでは40歳以上の転職後の平均年収は913万円となっています。

家族に隠さない

40代での転職活動はまだまだ一般的とは言えません。仮に自分がリストラ対象になるから転職活動を始めた場合、家族に言いにくいかもしれません。

しかし、家族がいる人が転職を検討するのは、自分はもちろん家族のためでもあるでしょう。後ろから転職を応援してもらってこそがんばれます。どんな理由にせよ、大切な人には隠し事はしない方がいいですね。

年齢は上がれば上がるほど不利

40代が20代や30代に比べて一般的に転職市場で不利であると言われているように、年齢が上がれば上がるほど求人企業の数が減ってくるのは事実です。

もしいま30代や40代に入りたてで転職が頭に浮かんでいる人は、転職エージェントに無料登録して情報収集に入ることをおすすめします。

40代に対応した転職サービスを使う

転職エージェントは意外に数が多く、国内に2万社ほどあると言われています。当然、個性もあって、業界ごとに強みがあったり、求人数で他を圧倒していたり、特色を打ち出しています。

40代の転職に強い転職エージェントもあり、本ブログではランキングでまとめた記事もあるのでぜひ参考にしてください。

40代に強い転職エージェントとしてはJACリクルートメント、求人数を重視するなら最大手のリクルートエージェントもおすすめです。利用も登録も無料です。まずは登録して情報収集を始めましょう!

「40代で転職は厳しい」まとめ

40代で転職が難しいのは、求人数が比較的少ないため、ある意味仕方がありません。

でも、40代には経験とスキルと体力と3拍子そろった他の世代にはない強みがあります。そしてそれを求める企業は必ずあります。問題はタイミングよく出会えるかどうかですよね。

いまの仕事から離れたい場合には、淡々と職務を遂行しながら、転職活動を焦らず進めましょう。情報収集していく中で、場合によってはフリーランスなど、違う道も見えてくるかもしれません。

今回は以上です。ありがとうございました!

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