【1日8時間労働はキツイ】日本人が働き過ぎな6つの理由と抜け出す方法

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週5・1日8時間労働がキツイ6つの理由。日本人は働き過ぎ

1日8時間労働っていつ定着したの?

毎日8時間労働してるけど正直キツイ

時間に縛られず自由に働く方法は

こんな疑問に答えます。

僕は社会人になって20年以上1日8時間労働を前提として、なんなら残業当たり前というマインドで働いてきた就職氷河期世代です。

でも冷静に考えると8時間は長いですよね。2021年の年末、「週5実働8時間でもキツイ」というトピックがガールズちゃんねるに立ち(https://girlschannel.net/topics/3686812/)、話題を呼びました。

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みんな8時間労働はキツイと感じていたんです

この記事では、8時間労働がキツイ理由や抜け出す方法を紹介します。

結論を言えば、労働者の時間を奪う1日8時間労働という前提から自由になるには稼ぐ力を養いつつ、転職するのが近道です。

この記事を読み終えるとこれからの働き方を考えるきっかけになるはずです。ぜひ参考にしてください。

目次

1日8時間労働がキツイ理由6つ

週5回、1日8時間も働くのは正直キツイ。会社員で言われた仕事をしている状態ならなおさらですよね。

そもそも1日8時間労働は、産業革命のころに端を発して定着してきた働き方(働かせ方)。今の時代にそぐわなくなっていてもおかしくありません。

8時間労働は一体誰が決めたことなのか。「8時間」の区切りができたのは、1800年前後の産業革命のころとされています。当時イギリスでの平均的な労働時間は1日10〜16時間、休日は週1日だけという過酷な環境でした。

そんな中、イギリスの実業家で社会主義者でもあるロバート・オウエンという人物が1日10時間労働を訴え、経営していた工場で実践に移します。

さらにそこから1日8時間という目標をつくり、「仕事に8時間を、休息に8時間を、やりたいことに8時間を(Eight hours labour, Eight hours recreation, Eight hours rest)」のスローガンを作り、運動を始めたのです。

この運動をきっかけに8時間労働という概念が世界中に広がっていったと考えられています。

こんなにも歴史が深い8時間労働がキツイと考えられる理由6つをみていきましょう。

キツイ理由1 得られる収入が変わらない

厚生労働省・毎月勤労統計調査より

今と昔では得られるリターンが違います。8時間労働がきついと感じても、見合うリターンがあれば頑張れる方もいるでしょう。

かつてはがんばって働いた分だけのリターンが得られる時代もありました。ただ、今は違います。

グラフにあるとおり、日本では物価変動の影響を除いた「実質賃金」は1990年ごろからほぼ変わっていません。というより低下しています。

モノやサービスの値段は上がっているのに給料は上がらない状態です。十分なリターンもないのに8時間労働をするのは精神的にキツイですよね。

「がんばった分だけ評価される職場です」とうたっている企業であっても、いざ入ってみるとがんばり損ということも珍しくありません。

がんばってもそれに見合うだけのリターンはありませんし、8時間労働をがんばり抜いても「たったこれだけ……?」と感じてしまうケースが多いのが現状です。

キツイ理由2 労働者を守るという考え方が薄い

8時間労働が世界基準になった頃、日本は労働時間の短縮に積極的ではありませんでした。海外ほど生産性が高まっていないため、労働時間が長くなってしまうのは仕方のないと考えられていたのです。

日本で最初に8時間労働制を就業規則に取り入れたのは、神戸市にあった川崎造船所の神戸工場、現在の川崎重工業です。世界の動きから遅れて1919年のこと。さらに労働基準法に8時間労働が規定されるのは1947年まで待ちます。

もともと8時間労働の概念は労働者を守るために生まれたものです。ただ、日本では労働者を守るというよりは、諸外国と足並みをそろえる形で8時間労働が導入されたといえますね。

こうした背景は、いくら8時間労働をうたっても、実際にはサービス残業などの形で長時間労働が定着してきたことが物語っています。

キツイ理由3 残業が当たり前だから

8時間労働がきついという方の中には、「もし本当に8時間きっかりで仕事が終わるならまだ頑張れる」という方もいるかもしれません。

でも残念ながら日本の8時間労働は実質的には8時間以上の労働であることが多いですよね。

実際に「1日実働8時間」という記載があったのに、入社してみると毎日残業があって9時間や10時間勤務は当たり前という話はよくある話。日本では8時間労働が最低ラインで、それにプラスして残業というのが常識とされてきました。

「24時間働けますか」というCMが違和感なく受け入れられたのはつい最近です。そのようなマインドの人たちが管理職、役員になっている日本で形ばかりの8時間労働がきつくないわけがないですよね。

キツイ理由4 ストレスが増えた

仕事内容の変化も8時間労働がキツイと感じる大きな理由です。今と昔では仕事内容がまったくと言っていいほど違います。

肉体労働がメインだった昔に対して今はどうでしょうか。どんどん便利な世の中になって、体を動かさなくても仕事ができるようになっています。

体を使うのと頭を使うのとではどちらが楽かは個人差があります。でも体を動かしていると時間はあっという間に過ぎませんか。

脳の疲労が健康に影響を及ぼすことが指摘されています。テレビだけでなく、スマートフォンの普及でツイッターやインスタグラムなどのSNSや、アマゾンプライムやネットフリックスなどのビデオオンデマンド、そしてYouTubeやオンラインゲーム。現代人は脳を酷使しています

個人差はありますが、同じ8時間労働でも体を使う仕事と頭を使う仕事では、疲労感やその疲労の抜けやすさといったものも大きく違うでしょう。

体を動かす仕事から解放されたかと思いきや、今度はそれ以上に脳を酷使するようになり、肉体労働で感じる疲労以上のものを抱え込むようになっているといえるでしょう。

キツイ理由5 働く人の体が変わった

働く人間側の体の変化も指摘できます。今と昔では人間の体にも大きな違いが出ています。

食生活の変化によって人間の体は大きく変わります。昔はシンプルな和食だったものが、今は洋食も中華もジャンルを問わず好きなものが食べられるようになりました。

日本は食料自給率が低いので、多くのものを輸入に頼る上、添加物も大量に使います。自然な暮らしをしていれば本来入ってこないはずの物質が人間の体に入ってくるようになっています。このように誰もが本当の意味で健康でいられない時代。8時間労働は酷ですよね。

キツイ理由6 仕事に求めるものが変わった

現代はインターネットの発達で多様な働き方が選べるようになりました。YouTuberなどで成功している人が目立つようになってきたこともあり、「好きなことを仕事に」という考えが目立つようになりました。

生活をするためもありますが、「やりがいのある仕事を」「自分の好きなことを仕事に」という思いが強くなっているのでしょう。

とはいえ、やりがいがある仕事や好きなことを生かした仕事をできている人はごくわずか。「自分がやりたいことは違うのに」。そんなモヤモヤを抱えて8時間働くのはしんどいことですよね。

キツイ8時間労働から抜け出せないワケ

通勤するサラリーマン

1日は24時間しかないのにその3分の1を仕事に費やす。健康を維持するには7時間は寝ることが推奨されています

実際に睡眠時間を調べた数々の論文をまとめたデータによると、夜間の睡眠時間は10歳までは8~9時間、15歳で約8時間、25歳で約7時間、45歳で約6.5時間、65歳で約6時間と、加齢とともに必要な睡眠時間が少なくなるということが報告されています。よく加齢によって昔ほど長時間眠れなくなったという悩みを聞きますが、実は加齢に伴い必要とする睡眠時間が少なくなっているというのが事実のようです。成人の場合、個人差はあるものの6~7時間前後の睡眠時間が目安です

大塚製薬・睡眠リズムラボ

つまり起きている時間は17時間か18時間くらい。残業や通勤時間を考慮するとその半分以上の時間は仕事のために使われている計算です。

なぜ日本は8時間労働の呪縛から抜け出せないのでしょうか。以下でみていきましょう。

ルールを変える怖さ

「8時間労働」の呪縛から抜け出せないのは、長年続けてきたルールを変える恐れがあるからです。

たとえば学校の校則。中には明らかに時代にそぐわないものや理不尽としか言えないようなものが多数ありますよね。

髪型や髪の色、肌着や靴下の色や種類……。首をかしげたくなるのに長年の伝統なのか苦情があっても、昔からある校則に固執する学校も目立ちます。

8時間労働のルールも変えていい企業もあるはずなのに多くの企業はそのままです。その最も大きな理由は責任を取りたくないからではないでしょうか。

長年のルールを変えたとき、なんらかの予期せぬ不都合は起きるもの。8時間労働のしばりを取り払って売り上げが下がったらどうしよう。生産性が落ちたらどうしよう。そのとき責任を追及されたら困る。

この恐怖感から立場のある人間ほど動こうとしないのです。

慎重な国民性

日本人の国民性として慎重な人が多いというのを感じませんか。

政治、経済、文化、スポーツ、ゲーム……。日本は何をするのにも海外で当たり前になってから取り入れることが多いですよね。

インターネットやキャッシュレス化で遅れた例は記憶に新しいですし、暗号資産やNFT(Non-Fungible Token=ノン-ファンジブル トークン)も欧米が大きく先行しています。

新しいものが苦手。様子をみてから。8時間労働という縛りに囚われているのも、こういった特性が関係しているのではないでしょうか。

キツイ8時間労働から抜け出すなら転職も選択肢

8時間労働の呪縛から抜け出せないとは言いながらも、企業単位では徐々に見直しの動きも出ています。

8時間労働に縛られない働き方で得られるものは思っている以上に多いもの。

前澤友作氏が創業したZOZOは1日6時間労働の「ろくじろう」という制度を導入しています。2012年に始まった制度で、一般的に「フレックスタイム制度」と呼ばれているものです。

午前9時から午後3時まで昼休憩をせずに6時間働き、仕事が終われば帰ってもOKという働き方です。無駄がなくなり、労働時間を短縮しながらも生産性がアップしたとのことです。

株式会社パプアニューギニア海産の例も知られています。パートスタッフを対象に実践している「フリースケジュール制度」という働き方で、連絡なしで好きな日や時間に出勤でき、欠勤も自由で休憩時間も自由という画期的な制度です。

定期的に「作業についての好き嫌いアンケート」を実施して好きな作業だけを担当できるようにするなど工夫をこらした結果、定着率がアップし、人件費の削減につながったそうです。

8時間労働はキツイ。一方で先進的な企業ではその縛りをなくす動きが始まっており、生産性や定着率のアップなどにつながっているのです。

8時間労働をベースとしながらも働き手を重視する企業は以前より増えており、転職して従業員ファーストの会社を探してみてはどうでしょうか。

従業員ファーストの基準として考えられるのはリモートワークの導入に積極的な点です。

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リモートなら通勤時間をなくせる上、子どものことも見守りながら働けますよね

にも関わらず、一時期急速に進んだリモートワークの流れが出社を推奨する流れに逆回転しています。

令和4年版の情報通信白書によると、リモートワークが実施困難な理由として、「ルールや制度が整っていない」ことが35.7%と最も多くなっていました。

これは企業がリモートワークの導入に後ろ向きなことの表れ。企業にとっては勤怠管理や仕事の進捗管理などの面から、従業員を出社させた方が企業に都合がいいのです。

こうした中で今もリモートに積極的な企業は従業員ファーストである有力な基準といえるでしょう。

転職エージェントであるdoda(デューダ)のサイトで在宅勤務が可能な仕事を検索すると66,000件ヒットしました(2022年9月)。

dodaの検索画面

IT系やエンジニア系の仕事が多くなっていますが、得意を生かせる仕事を探すことができるはず。

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まとめ 8時間労働はキツイ→個の力を磨こう

8時間労働はキツイと思いながら耐え続けるのは辛いですよね。

でも従業員を大切にする企業で働けたら、たとえ8時間労働でも気持ちよく働ける可能性は高いです。

少しでも自分らしく生きるための選択肢として、転職エージェントを活用して転職する道も検討してみることをおすすめします。

転職を検討するかたわら、リモートワークに適した副業にチャレンジして個人で稼ぐ力を磨くこともおすすめです。Webライターやアフィリエイター、動画編集、プログラミング……。あなたにあった仕事を見つけ出し、個人で稼ぐ力をつけていきましょう。

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